ついつい最後まで観てしまう魅力ある作品

スティーブン・キング原作の「霧」を映画化した「The Mist」についての感想ですが見終わった後は、とにかく後味が悪い!!としか言いようのない作品でした。キングが原作という時点で後味が悪い香りがプンプンしていたのですが、ついつい最後まで観てしまう魅力ある作品です。

ストーリーは…激しい嵐が町を襲った翌朝、湖の側に住むデヴィットは自宅の窓やボート小屋が壊れているのを見つける。修理する物の買い出しの為、8歳の息子のビリーを連れて地元のスーパーマーケットに向かう。店は客で賑わっている中、デヴィット達が買い物をしていると店外ではパトカーや救急車のサイレンが鳴り始めた。様子がおかしいと感じた時には既に遅く店の外は数メートル先も見えないくらいの霧が立ち込めていた…

ここからが恐怖の始まりです。この得体の知れない霧の中には、この世の者とは思えない奇怪な姿をした生き物達が蠢いておりウッカリ店外に出ようものなら容赦なく襲いかかってくるのです!その恐怖の中、更に恐ろしいのは人間の集団心理ですね。この霧の中にいる奇怪な生き物達は「ハルマゲドンの前兆だ!」と騒ぎ出す狂信者の女性に扇動され出す人々と霧からの脱出を試みようとする人々との対立と一触即発の緊張感…そして脱出してからの絶望…奇怪な生き物達の発生した理由なんかは「あ~アメリカ映画にありがちな設定ですよね~」とは思うのですが、最後のデヴィットと父親としての選択が苦渋の選択なのですが本当に後味が悪くて私は見終わった後に眠れませんでした。自分が同じ立場でも多分、その選択は出来ない…いやでもその選択をする方が幸せだったのかもしれないと考えさせられるラストです。まだ観た事の無い方は是非観て、そして考えて下さい。同じ選択が出来るかどうか…