シュワルツェネッガー主演・『ラストスタンド』

強い人間といえど年齢には勝てないという言葉があり、運動家に関してはかなり当て嵌まる事が少なくありません。大相撲の世界であれば、30歳以上の力士については「老兵」とされており、勢いがある若い力士に勝ち難くなるといわれています。

それと同様に、ベテランのハリウッド俳優は肉体的にも衰える事が普通といわれているものの、そうでない事もしばしばあり得ます。

『ターミネーター』シリーズで人気者となった、アーノルト・アロイス・シュワルツェネッガー氏に関しては70歳になっているにも関わらず、若々しい演技をこなしています。『ラストスタンド』では、ベテランの風格が漂うパワフルな演技をしており、(撮影当時30代後半)スペイン生まれの若い俳優に対して、力強く張り合うシーンもこなしています。

この映画は、スペイン出身の俳優・エドゥアルド・ノリエガ氏が演じる敵のボスのコルテスが脱走し、シュワルツェネッガー氏が演じるレイがコルテス一味と死闘を繰り広げており、撃ち合いをするシーンは迫力満点となっています。

映画自体は、R15指定とされており、その理由としては、「コルテスの右腕とされる人物が、レイに狙撃されて脳天を撃ち抜かれたシーンが生々しい事」、「悪党の一人が爆死し、粉々となったシーンがある事」、「ロドリゴ・サントロ氏が演じるマルティネスが、敵を執拗に撃ちまくったシーンがあり、そのシーンが生々しい流血シーンとなっている事」、でしょう。とはいえ、暴力シーンだけでなく、笑えるシーンも在ります。

笑えるシーンとしては、レイが違法駐車をしてある市長の車を拝借し、コルテスの車をカーチェイスし、挙句の果てに「御釈迦」となってしまった事です。正義のためであり、やむを得なかったのかもしれません。

シュワルツェネッガー氏の吹替え担当の玄田哲章さんが「くっそーっ!」と言ったシーンは思わず失笑してしまい、市長が自身の所有車がボロボロになっていて、挙句の果てに仰天したシーンはそれ以上に失笑してしまいました。

暴力的なシーンがあるものの、笑えるシーンも満載となったアクション映画となっています。R15指定とはいえ、ユーモアな映画に仕上がっているのがハリウッドの流儀といえそうです。