映画「ブルース・ブラザース」は、「ジョン・ランディス」監督の1980年作品です。
物語の主人公「ジェイク」と「エルウッド」は、ある日、自分たちが育った孤児院が5000ドルの「固定資産税」を払えないことから、立ち退きの危機に陥っていることを知ります。
なんとかしたいと思った「ジェイク」と「エルウッド」は、昔のバンド仲間を集め、「ブルース・ブラザースバンド」を復活させ、5000ドルを稼ごうとしますが、なかなか上手く行きません。
昔のツテを使い、なんとかコンサート開催にこぎつけ、「ブルース・ブラザースバンド」は、満員の会場を沸かせ、レコード会社との契約を勝ち取ります。
この映画は、「ジェイク」と「エルウッド」が、命を狙われたり、パトカー軍団から追い掛け回されたり、ドタバタコメディの側面もありますが、この映画の中で演奏される音楽のレベルがものすごく高くて、音楽映画の側面もあるのです。
それもそのはず、バンドのメンバーは、1960年代のアメリカ音楽を支えた「ツワモノ」ばかりなのです。
スタックス・レコードのハウスバンド「ブッカーt.&MG’s」のギター「スティーヴ・クロッパー」、ベース「ドナルド・ダック・ダン」が、バンドの基礎を固め、もう一人のギターに、ブルースギターの伝説、「マット・マーフィー」が座り、ホーン・セクションには、当時のニューヨークのトップミュージシャンが陣取るという、夢のようなバンドなのです。
そこに、ゲストとして、「ジェームス・ブラウン」「アレサ・フランクリン」「レイ・チャールズ」らが参加するという豪華ぶり。
ストーリーも面白く、音楽も最高な、映画「ブルース・ブラザース」
若い人にも、懐かしく思う人にも、是非見てもらいたい映画です。