スノーデン

エドワード・スノーデンの実話をベースにした、オリバーストーン監督の作品。
この映画はスノーデンがアメリカ政府機関の極秘情報をガーディアン紙に暴露した事件について、スノーデンの視点に立って描いています。
ところどころ事実とは違う部分もありますが、それは映画なのでしょうがないでしょう。
ただこの映画の面白いところは、内容が複雑で映画全体が固い内容になりそうなのに、エンターテイメント性やスピード感があって、観客を飽きさせないところです。
ドキュメンタリー映画のような見終わった後に何か大事なことを学んだような気分にもなるし、娯楽として映画を楽しんだような満足感もあります。映画の中でスノーデン自身の感情の葛藤もうまく描かれています。
アメリカ軍に入隊するほど愛国心が強く、国のために働きたいスノーデンはCIAやNSAで働き始めます。
しかし次第に彼らの目的が国防のためではなく、一般の人々を監視し支配することだという事実を知っていきます。
そして愛国心の強い彼が国益に反してまで、内部告発にまで至るストーリーと彼の考えの変化は非常に見応えがあります。
彼が映画の中で仕事のために日本の自衛隊基地にくるシーンがありました。
そこで日本のインフラシステムにもすでにウイルスが仕込んであって、すぐにでもコントロールすることができると彼が教えを受けるシーンがありました。
日本に住んでいる私たちにも現実感のあるシーンで、今まで気にしてこなかったセキュリティの問題などにも気づかされる映画でした。